離婚相談

離婚相談について

私ども探偵事務所にも離婚相談が結構ありますが、そのほとんどは配偶者の浮気、不貞事実の証拠をつかみ、有利に離婚をしたいというもので、それ自体は以前からの私たちの業務でもあって、今現在でもお気軽にご相談くだされば、色々な情報などもご提案できると思います。

インターネットの検索エンジンで「離婚」と検索すると、様々な離婚サイトや探偵社、行政書士などのページが出てきますが、まず「離婚」と考えたときにどこに相談すれば良いのかは、頭を悩ますタネの一つでもあります。

数年前なら離婚の相談は弁護士事務所か探偵社というのが大体の流れだったのですが、この頃は、離婚カウンセラーや行政書士などもこの分野に乗り出して、離婚専門サイトなんていうのが乱立してアップされています。

でも、結局は浮気調査の落とし所のようなサイトが大半で、提携会社やリンク先が探偵社になっているところも多いようで、単に切り口というか窓口を増やしているだけのようにも思います。これがインターネットの世界における最近の風潮なんだと思いますが…。

確かにインターネットには色々な情報が掲載されていて、さらに気軽で手軽、自分に良く似たケースの事例などを見れば随分と参考になりますが、それだけで人生の大きな決断をするのは早計ではないかと思いますし、後に不安も残ります。

よく「遠くの親戚より近くの他人」なんていって、困ったときは近くにいる親しい人にまず相談してみると、以外に問題が解決することもあるということですが、この離婚の問題に関しては、まず自分の家族がいらっしゃるのでしたら、家族、とりわけ両親に相談するのが良いように私は思います。

「結婚は個人でするものではなくて、家と家との結びつき」なんて古いお話もありますが、特にご自身の両親には結婚する際には、随分と世話になり、今現在も心配をかけていることと思います。

“親思ふ心にまさる親心 けふの音づれ何ときくらん”

とは、吉田松陰が幕府に拘束されて死罪を覚悟したときに詠んだうたで、「子供の私が親のことを思うより、親はもっと深く子供の私ことを思っている。なのに今のこの状態を知れば、どんなに悲しむことか」という意味ですが、もしもあなたにお子さんがいて、離婚を考えているというのでしたら、このお気持ちはすごくわかるはずです。

今の時代、離婚自体があまり大きなものだと考えられていない風潮にありますが、やはり人生の中では結婚と同等、またはそれ以上に大きなターニングポイントではないかと思いますので、あまり安易に色々な情報に左右されず、自分を取り巻く家族の問題でもあると自覚して真剣にのぞむことが大事ではないかと思います。

近くの他人や気軽な他人にはいつでも相談できます。私どもも同じです。それよりもまず家族の支援や助言で冷静になって、それから色々な情報をご自分で探して、最良の方法をチョイスすれば、先の人生でもスジが一本通って迷いが少なくブレなくなるのではないかと思います。

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